次亜塩素酸水（HOCl）は、塩酸や食塩水を電気分解して生成される水溶液で、強力な除菌効果を持ちながらも人体に対しては安全であるところが特徴です。これにより、さまざまな場面で使用可能となり、医療現場でも積極的に取り入れられています。

01.高い除菌効果
細菌、ウイルス、真菌など、さまざまな微生物を短時間で効果的に除菌できます。特に、歯科治療中に発生するエアロゾル中に存在するウイルスや細菌の対策に有効です。

02.安全性
次亜塩素酸ナトリウム（いわゆる家庭用の漂白剤）と比べて、次亜塩素酸水は低濃度でも十分な効果を発揮し、かつ人体への影響が少ないため、医療環境でも安心して使用できます。

03.低刺激性
刺激が少なく、患者の不快感を軽減します。そのため、器具や治療環境の消毒だけでなく、様々な用途に使用されています。

中性電解水は、歯科医院のさまざまな場面で活用されています。

・診療室の清掃
治療後の診療台や器具の表面、治療スペース全体の拭き掃除に次亜塩素酸水を使用することで、効果的にウイルスや細菌を除去できます。

・エアロゾル対策
歯科治療では、エアタービンや超音波スケーラーの使用により、エアロゾル（微粒子の霧）が発生します。このエアロゾルには患者の唾液や血液が含まれるため、感染リスクが高いです。次亜塩素酸水をエアロゾル対策に使用することで、感染源の拡散を防ぐことができます。

・器具の除菌
治療に使用する器具の除菌にも使用され、器具の表面や細かな部分までしっかりと処理できます。

歯科医院における広い用途が確認されましたが、まだ金属腐食、長期保存性、刺激の強さなどの課題があり導入を躊躇される医院様も多かったと思います。
その中で中性電解水「Meau」は金属腐食性を水道水レベルまで押し下げ、長寿命化、低刺激で使いやすい新たな次亜塩素酸水として長年親しまれてきました。昔は「AP水」として認知されていましたが事業を譲受したメディストサニテ株式会社により「Meau」と名を代えて活躍しております。生成器も取り扱っており電解水におけるワンストップ企業として活動を続けております。

よく「AP水」を扱っている会社を探していた、製造中止で無くなってしまったと思っていたなどのお話を頂戴することが御座います。弊社の案内が良くなかったと強く反省しております。このコラムをお読みになり興味を持たれた方や昔使っており探されていた方がいらっしゃいましたら是非ご一報お願いいたします。

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