「青春18きっぷ」と聞いて、忙しい医業の世界に入る前の長い休みや鉄路の旅を思い出す人もいるかもしれま…
「事業承継・引継ぎ補助金」に注目!!

画像はイメージです。
令和3年度 補正予算 事業承継・引継ぎ補助金 が発表されました。
中小企業庁から令和3年度 補正予算 事業承継・引継ぎ補助金 の発表がありました。
売手様、買手様、共に上手にご活用いただければM&Aや事業承継に関するコストを大幅に削減することができます。
本記事は2022年5月4日時点の情報を基に作成されたものです。
令和3年度 補正予算 事業承継・引継ぎ補助金 の特徴
令和3年度 補正予算 事業承継・引継ぎ補助金 では、委託費(M&A仲介会社やFA会社に対して支払うフィー)への補助金に関して「M&A支援機関」を利用することが条件となりました。
M&A支援機関とは、2021年よりスタートしている中小企業庁によるM&Aの仲介会社・FA会社の登録制度です。
登録には、経産省が発表した中小M&Aガイドラインを遵守している必要があり、どのM&A仲介会社を利用しても適用される制度ではなくなりました。
以前より事業承継や売却をお考えになられていた方は、これを期にご検討されてみてはいかがでしょうか。
本補助金の利用には、一定の申請作業や報告業務が発生しますが、基本的にリスクなく補助金を受けることができます。
中小企業庁からの公募要領には細かく内容が記述されています。本文下部にも専用サイトを掲載しています。補助金申請は期限ございますので、なるべく早めのご検討をおすすめいたします。
補助金の概要 3つの類型
令和3年度 補正予算 事業承継・引継ぎ補助金 で示された、3つの類型について、それぞれの特徴を解説します。
1.事業承継・引継ぎ補助金(経営革新)
補助率:2/3 補助上限:600百万円以内
事業承継やM&A(事業再編・事業統合等。経営資源を引き継いで行う創業を含む。)を契機とした経営革新等(事業再構築、設備投資、販路開拓、経営統合作業(PMI)等)への挑戦に要する費用に対する補助金です。
(補助対象経費:設備投資費用、人件費、店舗・事務所の改築工事費用 等)
2.事業承継・引継ぎ補助金(専門家活用)
補助率:2/3 補助上限:600万円
M&Aによる経営資源の引継ぎを支援するため、M&Aに係る専門家等の活用費用を補助します。
(補助対象経費:M&A支援業者に支払う手数料※、セカンドオピニオン 等)
※M&A支援機関登録制度に登録されたファイナンシャルアドバイザー(FA)またはM&A仲介業者によるFAまたはM&A仲介費用に限る
3.事業承継・引継ぎ補助金(廃業・再チャレンジ)
補助率:2/3 補助上限:150万円
再チャレンジを目的として、既存事業を廃業するための費用を補助します。
(補助対象経費:廃業支援費、在庫廃棄費、解体費 等)
スケジュール
本スケジュールは「事業承継・引継ぎ補助金(専門家活用)」におけるスケジュールです。
- 申請受付期間
- 2022年4月22日(金)〜2022年5月31日(火)17:00まで
- 交付決定日
- 2022年7月中旬~下旬(予定)
- 事業実施期間
- 交付決定日〜最長2023年1月31日(火)まで
※ ただし、交付申請において事務局より事前着手の承認を得たものは、事前着手の承認日から2023年1月31日(火)まで
- 実績報告期間
- 交付決定日〜2023年2月中旬(予定)まで
- 補助金交付手続き
- 2023年4月下旬(予定)
- 著者:
株式会社CBパートナーズ
スーパーバイザー 山根 瑠太郎
- 提供:
- © Medical LIVES / シャープファイナンス
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