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【ポイント解説】生産性向上をサポート!ものづくり補助金

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【ポイント解説】生産性向上をサポート!ものづくり補助金

第15次ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金の申請が受付中です。

クリニック、医療法人でも活用事例が多い、ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金。
現在は、その第15次分の申請が受付中ですので、その公募要領について、解説します。本記事は、2023年6月時点の公開情報を基に作成しています。
補助金申請時には、申請時点での公募要領をご確認の上、申請してください。

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金とは?

特徴として、以下の要件を満たす事業計画(3~5年)を策定・実施する中小企業等であれば、どなたでも応募が可能です。

条件1 設備投資等により、付加価値価額を年率平均3.0%以上増加させること
条件2 給与支給総額を年率平均1.5%以上増加させること
条件3 事業場内最低賃金を地域別最低賃金+30円以上の水準

補助上限額
750万円~5,000万円 ※

補助率
2分の1~3分の2 ※


※補助上限額・補助率は、従業員数や申請枠によって異なります。詳細は、公募要領をご確認ください。

補助金申請の障壁は?

事業者の設備投資を補助することにより、従業員の働き方改革、待遇改善を促進させる狙いがあります。革新性や事業性等の審査があり、公募締め切り毎に多少前後はありますが採択倍率2倍程度となっていますので、障壁は高くないと思われます。

採択者一覧も公開されており、拝見するとクリニック、医療法人でも、多く利用されている補助金制度だとわかります。
現在、申請受付中の第15次の公募要領をご紹介します。

第15次公募要領 申請スケジュール

公募開始:令和5年4月19日 17時~
申請受付:令和5年5月 12日 17時~
応募締切:令和5年7月28日 17時
採択発表:令和5年9月下旬頃(予定)

ポイント1:賃上げに取り組む事業者の補助上限を引き上げ

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金では、14次公募以降「大幅賃上げへの上乗せ支援」が織り込まれています。

これは、「成長と分配の好循環」を一層強力に推し進めることを狙いとした施策です。

大幅な賃上げに取り組む事業者については、従業員数に応じて補助上限を5人以下であれば100万円、6~20人は250万円、21人以上1,000万円の引き上げるものです。

事業計画において、補助事業期間終了後の3~5年で①給与支給総額の年率平均6%増加かつ②事業場内の最低賃金を年額45円以上引き上げを満たし、賃上げに係る計画書を提出することが要件となっています。万が一、要件未達の場合には、上乗せ分について全額返還を求められます。

出典:ものづくり・商業・サービス補助金 令和4年度2次補正予算関連

ポイント2:2024年度以降 認定機器・システム導入型の新設

業種・業態に共通する生産性向上に係る課題を解決するため、課題を認定して、その課題解決に資する機械装置やシステムを認定する仕組みが新設されています。

フェーズ1:(令和4年度2次補正予算)
(1) 業界団体などからの課題提案
(2) 出された課題を委員会にて審議
(3) 解決に資する機器等の開発を支援すべき課題を認定

フェーズ2
(1) フェーズ1で認定した課題の解決に資する機械装置やシステムを、メーカーが開発

フェーズ3(次年度以降の予算)
(1) フェーズ2で開発した機械装置やシステムの認定
(2) 認定された機械装置やシステムの導入を、特別型により重点支援

<注意>今年度(2023年度)にものづくり補助金を申請する事業者が即ち恩恵を受けられるものではありません。ただし、例えば同業のクリニック界隈で共通した課題がある場合には次年度以降の予算を待つなど、今後の方針を検討する参考になるものと思われます。

出典:ものづくり・商業・サービス補助金 令和4年度2次補正予算関連

シャープファイナンス / 医療機器リース

シャープファイナンスでは、リースを通じた最新医療機器の導入を支援しています。

本補助金のように、補助金を使おうと思っていたが急遽対象外となった、手元資金はもしもの時に温存したい、銀行借入枠の温存など、設備投資に掛かる資金調達は是非、シャープファイナンスにご相談下さい。

著者:
シャープファイナンス 医療マーケット企画部 MedicalLIVES事業室
提供:
© Medical LIVES / シャープファイナンス

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