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週末「非日常」TRIP 小舟で名所を巡るリバークルーズ

週末「非日常」TRIP 小舟で名所を巡るリバークルーズ

土曜日午後から出発する1泊2日の大阪旅。~朝食編~

土曜日午後から、日曜日にかけて、非日常の体験旅をご提案。
日曜の朝は水辺から大阪名所を臨むリバークルーズを満喫。こだわりの朝食を味わいながらレアな風景を楽しむ、そんな非日常はきっと特別な時間になるだろう。

水上のゆったり感が心地よい朝の観光クルーズ

週末「非日常」TRIP 小舟で名所を巡るリバークルーズ

大阪は“水の都”と呼ばれているだけあって、船が行き交う光景は昔から日常生活の中にある。近年では川沿いの空間を見直す活動も実施され、水辺近くで賑わう人々も増えてきたらしい。

せっかくだから大阪の街並みを違う角度から見てみたいと思い、贅沢にも貸し切りクルーズを楽しむことに。大型の遊覧船も魅力だが、今回の「御舟 かもめ」は10人乗れば満員の小さな舟。その分水面との距離も近く、ひと味違った大阪観光を堪能できるというものだ。オープンデッキにあるクッションにもたれながらゆったりのんびり名所を巡る、なんて気ままな旅だろう。

船長曰く、桜や紅葉が見頃のシーズンはすぐに満員になるそうだが、景色が最も美しいのは5月の新緑シーズン。爽やかな風も流れてより快適に過ごせるのだとか。さぁ、心も身体も開放的になって朝の時間を過ごすとしよう。

個性あふれる大阪ならではの風景を独り占め

週末「非日常」TRIP 小舟で名所を巡るリバークルーズ

クルーズは天満橋駅直結の八軒家浜からスタート。所要時間は80分で、大阪城や中之島公園など街のシンボル的存在からひしめくように立ち並ぶビルなど、見どころ満載だ。

中でも目をひくのがオープン以来、子供たちの聖地になりつつある「こども本の森 中之島」。エントランスにあるどでかい青リンゴが特徴で、建築家の安藤忠雄氏によるものだとか。どこかたそがれているように見える青リンゴは哀愁たっぷりで少し切ない。こういうシーンに出会えるのもクルーズならではの醍醐味なのだろう。

また景色を眺めているうちに大阪はとても橋が多いことに気づいた。通称ライオン橋で親しまれている難波橋、元は河川を浄化する可動堰として設置された水晶橋、公募デザインを経て架けられた大江橋。どの橋も個々にストーリーがあり、船長から話が聞けるのも嬉しいかぎり。

歴史感じる名所を臨みながら過ごす癒しの水上時間

週末「非日常」TRIP 小舟で名所を巡るリバークルーズ

クルーズでは歴史的建造物から近年の新たなランドマークまで続々と現れ、街の様々な顔を垣間見ることができる。大阪が誇る大阪市中央公会堂は1918年開館以来100年以上親しまれ、現在もネオ・ルネッサンス様式建築の華麗さが際立っている。

他にも中国陶磁などを展示する大阪市東洋陶磁美術館、明治建築の偉容を今に残す日本銀行大阪支店など、モダンな雰囲気漂う景観が目白押し。大阪はてっきり賑やかな街だと思っていたが、古くからの文化を受け継ぎ、人々の暮らしに共存している一面を知ることができた。さらに都心の中にも緑の木々など自然が溢れ、穏やかな気持ちにさせてくれるのもありがたい。

遊覧だけでも十分満喫できるが、写真教室や茶会、野鳥の会など、趣味と合わせて利用する客も多いのだそうで、なるほど、今度は仲間と酒を交わしながらクルーズを楽しんでみたい。

素材にこだわった朝食で心身ともにリセット

週末「非日常」TRIP 小舟で名所を巡るリバークルーズ

今回1番の目玉は、クルーズ中に味わう朝ごはん。枚方にある「農園 杉・五兵衛」から直送された朝食で、この日のメニューは米粉のおやき、紅芋チップス、生らっかせい、薫製卵、果物など。すべての食材は農園で手間ひまかけて育てられたもので、手作りならではの美味しさに目が覚める。

「杉・五兵衛さんは昔からファンで通っていた農園レストランなんです」と船長。季節によって食材も変わるとのことで、夏はゴーヤ、秋はサツマイモなど旬の味がいただける。心もお腹も満たされたクルーズ散歩もいよいよ終わり。

街の新たな発見はもちろんのこと、自分自身が浄化されたような爽快感が何とも気持ちいい。皆さんもちょっと変わった朝の観光でパワーチャージしてみてはいかがだろう。

ご紹介店舗
御舟 かもめ
電話番号
06-7175-4200
ホームページ
https://www.ofune-camome.net
備考
・貸し切りのクルーズ/50分20,000円、80分26,000円、110分32,000円~
(追加30分毎に6,000円)※朝ごはんは別料金、日時は希望日程と時間による
・乗り合いのクルーズ【朝の時間 朝ごはん付き】/運行日:土曜・日曜 
出発:8:20、10:20 所要時間/80分 料金/大人4,700円、子ども(6–12歳)2,700円 
※その他、昼・夜のクルーズやイベントクルーズもあり
著者:
株式会社OFFSTYLE 木村 沙陽子
デザイン・プロモーションを手掛ける株式会社OFFSTYLE勤務。編集のできる記者として人物インタビューや企業、飲食店の取材などを行う。これまで情報誌や旅行誌はもちろん、医療関係から行政まで幅広いジャンルの媒体を担当。
提供:
© Medical LIVES / シャープファイナンス

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